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白井右股沢~登山道で毒矢峰を周回(札幌の沢50)

平成27年9月5日(土) 白井右股沢~Co1000付近湿地帯~登山道

白井小屋を起点として、毒矢峰を正面に左側の林道から白井右股川を行けるところまで行き、登山道に合流して下山するという沢山行を計画した。荒れていると噂されている登山道の様子を確認することも目的のひとつ。直前に体調不良でM村さんが抜けて、メンバはS水さんと私のふたり。



毒矢峰と南岳の間の沢は右股川、毒矢峰の東側は左股川と地形図には記載されているが、北海道夏山ガイドには左股川に沿った夏道コースに白井右股川コースという名称がつけられているため、何が正しいのかとても紛らわしい。



天狗小屋・登山口に一番乗りして毒矢峰方面に林道を進み、最初の分岐を左側に行く。45分ぐらい進むと地形図に示されているとおりに林道が終了し、枝沢を下って右股川に入渓する。



何か所かの釜っぽいところをへつりながら、ナメもなく滝もない少々退屈な河原を進み二股分岐のところで最初の休憩をとる。木々の間から差込む木漏れ日が美しい。二股を右側に進んでいくと標高差20メートルほどの滝が出現。これが本日最初で最後の滝だった。



滝の右岸の草付斜面を登り途中から木につかまり力づくで滝を通過する、途中ヘルメットに小石が当たりヒヤッとする場面も。緩急織り交ぜた沢斜面を進んでいくと、水の流れが緩やかになり地形図通りにハスが茂った湿地帯に到着した。地形図の正確さには驚かされる。



ここからは後半戦、湿地帯から登山道を目指して真横に幾重の沢を通過するが、途中で想定した方向と逆方向に流れる沢に出っくわし方向感覚を失った。頭を上げると余市岳の稜線が見えていて、GPSも使いながら登山道に合流した。

帰宅後GSPログを見てみると藪漕ぎがかなり蛇行していて、知らず知らずに同じ沢を複数回徒渉した結果ではないかと推測できた。少なくとも、現地では頭が混乱、周りの視界が利かないような状況で一人だったらパニックになっていたかもしれない。

スリップしそうな土壁の通過もあったが、登山道は全般的にしっかりと笹狩りもされ迷うような箇所はなかった。余市岳側の先の状況は見ていないが、下山後天狗小屋に備え付けられた入山簿では片手人数程度ではあったが、定天に交じって余市岳への入山記録があった。また、とても迷いやすかった白井小屋跡近辺の沢徒渉の場所には、誰がつけたのか行き止まりを示すピンクテープがあった。



〔コースタイム〕
登山口7:00 入渓7:45 二股8:50 大滝9:30 湿地帯10:50 登山道合流12:00 林道合流13:15 登山口14:00

By たかはし
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