滝滝滝!!ペンケ札楽古川から楽古岳

L:リューさん(他会) M:J子
9月21日22日とペンケ札楽古川から楽古岳へ行って来ました。
数日前にギックリをやってしまい、一抹の不安を抱えながらも、Lの配慮に守られて、終わってみれば焚き火に釣り、大好きな日高の滝登り、今期間違いなく1番の抜群に楽しい山行となりました。
このルートの難はアプローチ。車1台で行ったので、札楽古林道の終点の夏道登山口に車をデポして・・・さあどうやってペンケ札楽古川に入渓しようか?林道歩きは長すぎる、おもしろくな~い!!絶対イヤダ!!
で、札楽古川から沢をつないでペンケ札楽古川へ乗っ越した。
実際には車は登山口手前1・5キロ前で倒木の為進めず、東経143°9′00″付近空き地にデポ。そこから入渓して、乗り越しに良さそうな沢を物色する。結局事前の予想どおり札楽古登山口付近の沢をペンケ札楽古川co400へと抜ける。淡々とした登りに、特に何もない下りで林道を行くより大幅に時間の節約となる。


ペンケ札楽古川は思ったより水が豊富。

途中釣りをしながらテンバを探す。co590にテンバあるとの情報あるも、腰を痛めていたJ子、少しだるくなってきたので、co500右沢からの出合いを整地してテンバとする。石が転がり斜めっていたテンバはリューさんのめざましい働きで超快適なテンバに変身。驚いた!!(J子は腰が不安で見ていただけ・・・・すんません)
薪を集めて、ファイアー、リューさんが釣ってくれたイワナを焼く。
沢でイワナの塩焼きを食べたのは初めてのJ子。こんなに美味しいものだったのかとまたびっくり。今度は釣りにも真面目に挑戦しようと決意する(食い意地はってるね~)。いやあ沢泊まりは楽しいわ!!


翌日6時20分頃出発。
co590手前から小滝が出てきて、ウォーミングアップにちょうど良いかんじ。


そして、co700付近に出てくる15m位?のF1(これまでも滝はたくさん出てくるが、やっぱりこれがF1かな?)

ちょっと見、ウ~ン・・だけれど、右岸に拾えるスタンスがあります。下からだと落ち口がどうなっているのかがわからないので不安ですが、岩を水流側に回り込むと、その上の岩の側面に懸垂のためのような支点がありました。滝は2段っぽくなっていて、上は問題なくあがれます。ここは、大事を取ってロープを出してリューさんがリードしました。(J子下であたしも行きたい~って、あんた腰不安でしょうが!!)

そこからまた小滝をたくさん乗り越えていくと、co760の四ツ股です。ちょっと見三ツ股に見えるのですが、一番左沢が上で二つに分かれています。J子、ここで全く前方に気づかす(沢が屈曲していると思い込んでしまった)、左沢を登ろうとする大失態。腰だけでなく、頭も弱ってるのか~~オバカです。(この写真に左沢は写っていません。この前方にあるのです)

一番右の沢を登ります。この後も滝はどんどん続きます。滝の奥に又滝が見えるの連続です。



co890で出てくる滝(もやはF・・・何番目か判らない)
左を登った記録もあるようですが、ここも安全策で左側のルンゼを登ります(奥のルンゼではありません。ちょっと影になっていて写真ではよくわからない)。途中が少し狭くなっていて1段上がってから右上の良いホールドを取るのがちょいと遠かった。リューさんはなんてことなくホールドに手が届いたようで・・・・・この差はしゃあないか・・・ブツブツ

これを超えるともうそれほど滝ないかなあと思っていたら、どっこい、どこまでも滝なのです。滝の向こうに滝が見え、これを超えると又滝。滝エンドレス・・・滝メビウスの輪状態・・・・


ようやく水が切れ、沢型を詰めていくと灌木帯になり、少々のハイマツを抜けると草原になる。
腰を気にして、帰りの夏道用にいつもは絶対に持たないステッキが引っかかるわ引っかかるわで発狂しそう。
やっぱり折りたたみのステッキを買えば良かったと、後悔・・・・。

ドンピシャでPにでる。リューさんお見事。テンバから約四時間半。あいにくのガスで景色は望めなかったが満足、満足。(あ~久々腿にきましたわ)

15分ほど休んで、帰りは夏道、過去に下ったこともあるし~気楽なもんさね、とステッキ出して下山開始。
ん?なぬ?なんじゃこれ・・・!!夏道なんて名ばかり。笹がかぶりまくり、背丈以上あるところもある。ほとんど廃道状態で、足下見えないから両手で笹つかみながら降りなきゃいけない。結局ステッキは使用不可。さっきの私の苦労はなんじゃったん?腹立つ~!!
おまけに足袋だから滑るわ滑るわ、下手に転ぶと腰行くかも~ギョギョ!!
最後の大ドンデンガエシに、なんでいつもこうなるの?と、もはやドンデンガエシから逃れられない運命なのかとマジで思ってしまう。

さんざん悪態ついた割には、幸い一時間半ちょいで下山(登山口の標識は全くない)
さてさて、林道は?っとみると、こちらも見事に廃道間近状態。地図とは違って札楽古川左岸に着いているけれど、車でここまで入るのは無理でしょう。
車まで約15分歩いて、山行無事終了。
今回はお客様山行で、腰に不安あるから共同全部もっていただき、何から何までガイドリューさんにお任せ状態。
おかげさまで無事に帰ってこられましたが、こんな事が許されるのは今回だけだろうな~(汗)
誠に感謝であります。
山谷には載っていないこの沢は、ちまたでは2本のグレードとされているそうです。
水量が多い時以外は、ロープを出した滝も特に困難なわけでもなく、他の滝も過酷な高巻きなどなく、どれもそれなりに楽しく登れます。
滝の出現までが長いのが難点と言えば難点かと思いますが、今回のように乗っ越すのが沢屋としてはよろしいかと思います。
滝がでれば、後はもうこれでもかという滝の連続で、滝好きにはたまりません。
源頭からの詰め、鹿道を行くのにリューさん曰く・・「鹿になって考えます」
エッ、鹿ですか?鹿にならなきゃいけないの?
残念ながら、その奥義、J子は極められそうにありませぬ。
ホモサピエンス・・・なもんで・・・・。
BY J子
すっごい、ホントに滝滝なんですね。
釣りはね〜、My竿を買おうと本気で検討中。
今年は沢泊ができなくて残念。
J子さん、ここならもう一回行っても行ってもいいでしょう?
来年連れてって!!(F)
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