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層雲峡 屏風岳

平成25年4月13日(土)くもり 屏風岳

下山時刻が17:30、10時間を超える長い山行であった。
N川さん、M上ゆさんと層雲峡の東側に位置する標高1792mの屏風岳に登ってきた。
先々週の天塩岳に敗退し、雪山シーズンで1500m以上の山に登ったことがない自分としては、期待と不安を持って参加した。

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(ニセイチャロマップ林道を出発する、右側には氷柱が連なる)

大雪国道の新大函トンネルをでた先の大函駐車場に車を止め、ニセイチャロマップ林道をスキーで出発した。1.5キロくらい林道を進み正面に送電線が見えた辺りから878Pを目指して尾根に取り付く。出だしから固い斜面にスキーが流され苦労の連続、ぐいぐいと先頭を行くN川さん、M上さんに遅れをとらないよう必死でついていく。

s-IMGP3062.jpg
(雪庇尾根のはじまり)

878Pを過ぎてからは斜面も緩くなり1200m付近から雪庇が張り出した尾根に出る。尾根には段差が幾重にも続き、吹き溜まりのラッセルに太ももが悲鳴をあげたので、ポカリで芍薬甘草湯を服用した。この薬の効きめはすばらしい、徐々に傷みも消えてきた。雪面もかなり固くなってきたため、途中からスキーアイゼンを付ける。秀岳荘に唯一残っていたジルブレッタ用スキーアイゼンをやっと使える機会が訪れた。雪面にしっかりとグリップするスキーアイゼンは足の負担を軽減してくれる。

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(雪庇の段差を越えようとする筆者、改めてみるとずいぶんと雪庇に近づいている)

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(1500m付近から頂稜手前のニセピークを仰ぐ、本物のピークはその先)

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(最後の急斜面を登る)

森林限界を超え斜度もきつくなってきた1500m付近でスキーをデポして、アイゼンに履き替えた。ハイマツ上の氷結した雪面に何度も足をとられ、その都度体力を消耗していく。ヘロヘロになりながら1750mのニセピークに到着したのは予定を過ぎた13:00、辺りは降雪のため真っ白な状態であったが、ここまで来たら行くしかないでしょということで、ピッケルを抱えて腰まで埋まるところを通過し30分ほどで屏風岳に到着した。残念ながら周りは何も見えず、風も強くなってきたため速攻で下山した。

IMGP0781.jpg
(一瞬だけ姿を見せた屏風岳本峰、その後雪で覆われてしまう)

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(狭い頂稜線を行く)

s-IMGP3069.jpg
(ピークに立つ師弟コンビ)

登りでは単純に見えた稜線上もホワイトアウトの中では、うっかりと支尾根に迷い込んでしまいそうになる。GPSの電池も残り少なくなり、こんな状態で一人だったならどうなるのだろうかと思った。やはりこんなとき、パーティでいると心強い、気持ちにも余裕が生じルートファインディングも冷静に行える。スキーのデポ地点に戻り気持ちにも余裕がでてくる。

しかし、ここからのスキーによる下山が問題である。幾重にも続く段差と吹き溜まりの雪に足をとられ転倒の連続だ。転んでも転ばなくても疲労感がどんどんと蓄積されていく。キックターンを繰り返しながら少しづつ降りていく。雪庇帯を過ぎると次は密集した樹林帯になる。標高を下げるにつれて次第に斜度も緩くなり、長い距離を連続して滑り降りることができるようになるが、重い雪のターンで足もガクガクだ。しかし、暗くなるまでの時間がドンドン迫ってくることもあって、滑りもスピードアップし、着いていくのに必死である。

CIMG0532.jpg
(段差のある雪庇地帯を過ぎると次は密集した樹林帯、気の休まる暇がない)

1000m付近に緑色のテントが2張り設営されていた。ツアー登山と思われるパーティでスノーシューで登ってきていた。「ピークまで行ってきたんですか?」と感心され、少しだけ優越感を感じる。

900m付近まで降りて小休止をとる。明るいうちに戻れる見通しもついて、ホッとしたのもつかの間、本来であればもっと先から降りるべきところを200mくらい手前を逆側に降りてしまった。どう行っても林道に行き当たると思った先は六方昌沢側に向かっていたのだ。しかも、自分だけ沢をひとつ隔てた尾根に離れてしまい、遠くに2人の姿が見えたからよかったものの、危うく離れ離れになるところであった。(気分はヒアリハット)最後まで気を抜けない山行である。ニセイチャロマップ川が見えたときやっと一息つくことができた。

駐車場到着が17:30、暗くなる一歩手間で戻ることができた。
今回の山行はヒヤヒヤの連続であったが、ピークに立つことができ、色々な場面を経験することができ、そして自分の体力や力量を確認することができた。力強い山女子ふたりに感謝である。

屏風岳

〔コースタイム〕
大函駐車場 7:20
ニセピーク 13:00
屏風岳山頂 13:30
ニセピーク 14:00
駐車場 17:30
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