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風不死岳 三の沢~楓沢

2012年10月14日 L:F川 M:M田・T橋M子

最近人気の楓沢には、風不死岳北尾根や樽前山ヒュッテから入る登山者が多いので、
私たちは、楓沢の隣の三の沢から入ることにした。

入渓は「樽前橋」から。
8.jpg
入ってすぐに、沢中のおびただしい倒木に悩まされる。
地図では、三の沢と楓沢は同じゴルジュ帯にのように表記されているが、実際は全く違う。
切り立ったゴルジュ帯ではなく、広い砂地の沢を倒木を避けて、ただ歩かされる。

と、突然狭いゴルジュになって高巻きを余儀なくされる。
7.jpg
このゴルジュは、体ひとつ分が入るかどうかの狭さ。
両端に足を突っ張って、ずり上がれば抜けられるかもしれないが、足場はもろい。
高巻く。
上からのぞくと穴状に見える。

この上は、再び倒木に埋め尽くされた沢型に戻る。
6.jpg
下がえぐれた壁。近くに巨岩がるが見た目より壁から離れているので超えられない。
再び高巻き。

倒木の沢を行くと大岸壁。
5.jpg
どのくらいの年数でこのような形状になるのか、どうしてこういう形状なのか、
一気に宇宙的な数字が頭を横切っていく。

この大岸壁を高巻いてから、沢型が消える。
地図も、第2のゴルジュ帯が現れるまで小さな尾根と沢が入り混じっている。
しばらくコンパスに従って進んでいくが、藪も濃くなかなか進まない。

ここで、時間がなくなって三の沢を最後までつめる事をあきらめる。
等高線が広い林の中を東に横切って、隣の楓沢に入ることにする。

GPSで現在位置を確認すると、左にずれていることがわかった。

やはり藪こぎのルート取りは難しい。

東に向かってしばらく進むと楓沢に行きあたった。


楓沢に降りて、上流に向かって進んでみる。
3.jpg
結局、楓沢の大部分は遡行することができた。


三の沢は、地図から受ける印象より広い沢で、
高巻きもするにしても土壌がもろく、非常に慎重になった。

2度は出向かないと思うが、初めてのルートは新鮮だった。






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