雄阿寒岳で風に負けた

3連休とドラ割りを利用して、紅葉の道東へGO

前日厚岸で食べた牡蛎が良くなかったのか、体調不良でどうなることかと危ぶんだ状態から奇跡的に復活

さあ、天気も悪くなさそうだし、森と湖の阿寒が私を待っている~~、・・・・って何この風!強風?いやこれは大風でしょう

車横倒しになりそう

登山口につくと既に車が2台。どうしようかと思案しながら支度を済ませ、ポストに向かうと、前泊していたらしいおじさんが「この風の中行くんですか?大丈夫ですか?」って・・・それでなくても気が進まないのに~夏道だからダメだったら引き返せばいいやと思いながらとりあえず行ってみることにする。
風はぶおぉぉぉ~と鳴り響き(振動が伝わってくる)、阿寒湖の水がバチャバチャ打ち付けるなかとぼとぼ歩き出す。

それでも色取りどりの落ち葉が降り積もった道をカサコソ歩くのは格別で、目を上げると木々の一枚一枚の葉が黄色から赤へと色を変える様に思わず見入ってしまう

太郎湖の紅葉

阿寒湖から太郎湖、次郎湖と湖を巡って歩くのは新鮮で、飽きずに歩けます。

登山道は地図で見たより急ではなく、ちょっと急になったかと思うとすぐ緩み、緩んではちょっと上がるを繰り返していきます。 しか~し、その間も風は相変わらずぶおぉぉぉ~やったるで~ってな具合で、樹林帯がどこで切れるのか初めての山で不安。
6合目あたりから更に風が強くなり、ソフトシェルをフリースに替えその上に雨具を着込む。背の高いハイマツに守られながら進むが、そのハイマツが風で揺れて時折顔に当たる。ハイマツが薄いところでは、風にあおられてふぎゃあぁぁぁぁ~状態

そして7合目。みぞれ交じりの雨がぽつぽつ


でも、行っても何も見えないなぁ・・・風にまともにあおられそうだし・・・・どうしたもんだか

せっかくの初ピークだし、いやいや初ピークだからもっと好条件の景色の良いときに登らないと、私の雄阿寒岳殿の印象が悪くなるかも(雄阿寒岳にしてみればどうでもいいことか)、とかなんとかごちゃごちゃ考える。風は相変わらず飛んでけ~この軟弱者って調子(完全に嫌われてる)
時計を見ると9時11分。出だしが遅れたのと、とぼとぼ歩きがたたってか40分以上おしている。こりゃあこの後予定している、某ホテルの温泉付きランチビュッフェに間に合わないかもしれない?!
即、即、撤退決定。山よりだんご。
とっとと下山して、札幌近郊でも女子に人気の某ホテル系列のランチビュッフェへ



中央のお皿の黒い物体は「炭いなり」であります(クリックすると写真大きくなります)。炭と言っても炭の味はいたしません(炭たべたことないけど)
色は何でつけているんだろうかしらん?と思いながら食す。甘みが少し薄めでダシの効いたおあげさんで特に変わった味ではありません。
この中ではわかさぎの南蛮漬けが美味でした。
ビュッフェなので過剰な期待はできませんが、もう少しデザートの充実が望まれるところでしょうか。
道東の紅葉は山も綺麗だけれど、車で走っていて目に入る景色が秀逸。辺り一面が黄金色と紅に輝やくなかで杉の濃いグリーンとのコントラストが全体に深い落ち着きを感じさせます。
道東はこの時期がベストかもしれません。うんうん
まっ、しかし、何をどう言っても結論は明白。
結局、阿寒くんだりまで来て風に負けた

BY J子
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秋の楓沢を下る
平成26年10月5日(日)晴 北尾根~風不死岳~楓沢
以前から興味を持っていた苔の回廊楓沢に、M井さん、札幌のOさん、M村さん、O谷さんと私の5人で行ってきた。
心配していた雨も晴れ上がり、交通止めとなっているポロピナイを避けて、千歳から支笏湖を目指した。
今回のコースは、北尾根コース登山口を出発、風不死岳を登頂し樽前山側を下山して、途中から楓沢への入渓?地点ととなる545Pを目指す。
半分以上樹木の中を歩く北尾根コースは、日差しが遮られとても快適に登ることができる。紅葉を楽しみながらのゆっくりペースで到着した山頂にはカラフルな服装の大勢の登山者がいた。山頂に到着してしばらくすると、O谷さんがいきなり「私の誕生会を始めます」と宣言して、シュークリームを配ってくれた。山の会には希少なキャラクターであるO谷さんの言動に癒されるのは自分だけでななさそうだ。

(風不死岳山頂、当日はたくさんの人が訪れていた)
樽前山側からどんどんと他の登山者が到着するので、早々に退散し楓沢を目指し下山を開始する。鎖場を過ぎ平らになる付近で楓沢を目指して登山道を離れるポイントを探る。ここまでくるとそれまで密集していた笹はほとんどなくなり、どこから入っても藪漕ぎはない。

(登山道を離れて尾根を下る)
コンパスを80度にセットしトラバース気味に進み、砂礫帯の細尾根を下っていくと次第に尾根が広がる。地形図には現れない細かな沢をさらに進んでいくと楓沢の起点となる広々とした干上がった沢にでる。地面は整地したような一面の砂地で両脇は雨で削られてちょっとくぼんだ第一級道路となっている。

(水はけがよいからこのような整地された砂地の景観が生まれるのだろうか?)
その歩きやすい道路を進んでいくと次第に両脇の壁が高くなってきて、苔の回廊というべき不思議な景観が現れてくる。ときどき現れる段差を通過しながら、やがて懸垂下降が必要な地点に到着する。最初の懸垂下降場に残された支点となるハーケンとスリングが心もとなく感じたので、そこは少し戻って高巻いて降りた。

(こんなところがずっと続く)
一度回廊が途切れて再び現れる苔の回廊を更に進んでいくと、またまた懸垂下降が必要なところに出る。段差の高さは大したことはないが、足場が一切ないので降りられない。そこで初回の懸垂下降、足の突っ張れることろがなく空中懸垂となり、しかもザイルと岩の間に指を挟むというへまをやらかし、ちょっと危なかった。

(最後の懸垂下降)
その後も懸垂下降の必要なところが2ヶ所あったが、初回懸垂下降の学習効果で、同様な空中懸垂も無事に通過できた。全行程で懸垂下降の必要な箇所は4ヶ所であったが、いずれも巻き道があり、無理に懸垂下降しなくても降りることができる。なので、登りでも巻き道を利用すればそんなに苦労することなく遡行することが可能だと思われる。
今回の山行は苔の回廊を見てみたいというのもあったが、久しく機会のなかった懸垂下降技術をおさらいしたかったのが動機にあり、その目的をかなえることはできた。
<※画像をクリックするとYahoo Mapが表示されます
登山道のないところを歩くのはとても楽しい。隣には三の沢もあり、この付近にはまだまだ楽しめるところはたくさんある。
(たかたか)
以前から興味を持っていた苔の回廊楓沢に、M井さん、札幌のOさん、M村さん、O谷さんと私の5人で行ってきた。
心配していた雨も晴れ上がり、交通止めとなっているポロピナイを避けて、千歳から支笏湖を目指した。
今回のコースは、北尾根コース登山口を出発、風不死岳を登頂し樽前山側を下山して、途中から楓沢への入渓?地点ととなる545Pを目指す。
半分以上樹木の中を歩く北尾根コースは、日差しが遮られとても快適に登ることができる。紅葉を楽しみながらのゆっくりペースで到着した山頂にはカラフルな服装の大勢の登山者がいた。山頂に到着してしばらくすると、O谷さんがいきなり「私の誕生会を始めます」と宣言して、シュークリームを配ってくれた。山の会には希少なキャラクターであるO谷さんの言動に癒されるのは自分だけでななさそうだ。

(風不死岳山頂、当日はたくさんの人が訪れていた)
樽前山側からどんどんと他の登山者が到着するので、早々に退散し楓沢を目指し下山を開始する。鎖場を過ぎ平らになる付近で楓沢を目指して登山道を離れるポイントを探る。ここまでくるとそれまで密集していた笹はほとんどなくなり、どこから入っても藪漕ぎはない。

(登山道を離れて尾根を下る)
コンパスを80度にセットしトラバース気味に進み、砂礫帯の細尾根を下っていくと次第に尾根が広がる。地形図には現れない細かな沢をさらに進んでいくと楓沢の起点となる広々とした干上がった沢にでる。地面は整地したような一面の砂地で両脇は雨で削られてちょっとくぼんだ第一級道路となっている。

(水はけがよいからこのような整地された砂地の景観が生まれるのだろうか?)
その歩きやすい道路を進んでいくと次第に両脇の壁が高くなってきて、苔の回廊というべき不思議な景観が現れてくる。ときどき現れる段差を通過しながら、やがて懸垂下降が必要な地点に到着する。最初の懸垂下降場に残された支点となるハーケンとスリングが心もとなく感じたので、そこは少し戻って高巻いて降りた。

(こんなところがずっと続く)
一度回廊が途切れて再び現れる苔の回廊を更に進んでいくと、またまた懸垂下降が必要なところに出る。段差の高さは大したことはないが、足場が一切ないので降りられない。そこで初回の懸垂下降、足の突っ張れることろがなく空中懸垂となり、しかもザイルと岩の間に指を挟むというへまをやらかし、ちょっと危なかった。

(最後の懸垂下降)
その後も懸垂下降の必要なところが2ヶ所あったが、初回懸垂下降の学習効果で、同様な空中懸垂も無事に通過できた。全行程で懸垂下降の必要な箇所は4ヶ所であったが、いずれも巻き道があり、無理に懸垂下降しなくても降りることができる。なので、登りでも巻き道を利用すればそんなに苦労することなく遡行することが可能だと思われる。
今回の山行は苔の回廊を見てみたいというのもあったが、久しく機会のなかった懸垂下降技術をおさらいしたかったのが動機にあり、その目的をかなえることはできた。
<※画像をクリックするとYahoo Mapが表示されます
登山道のないところを歩くのはとても楽しい。隣には三の沢もあり、この付近にはまだまだ楽しめるところはたくさんある。
(たかたか)