大雪四色(赤岳・白雲岳・緑岳・黒岳)紅葉山行 2014.09.13~14

『コイカク~1839峰』を目指して13日早朝3:00札幌、たかたかさん宅出発。高速「十勝清水」を降り、目的地に近付くにつれ道が濡れている。今は降っていないが、直前まで雨が降っていたようだ。川の増水が気になる。札内川園地手前の電光掲示板に『ピョウタンの滝ゲートから通行止め』の表示!!『あれれれ・・・』と思いながら車を走らせる。札内川園地を少し過ぎると案の定「ピョウタンの滝」ゲートが閉鎖されていた。


まだ時間は6時、このまま帰るのもしゃくだ。旭川方面は大丈夫だろうということで急遽、大雪紅葉山行に変更する。もしか日高がだめだったらと考え、大雪の地図は用意してある。山域変更ということで承認、下山を受けなおす。まあ、大雪の紅葉山行であれば許されるでしょう~(^_-)-☆
*16日(火)、T橋(雅)さんから情報をいただき、ヤマレコ最新情報を見ると、1839峰(13日~15日)まりっかさんの報告が掲載されていました。なんと13日(土)の8時30分にゲートが開いたとのこと!!私達が着いたのは6時、ゲート前には当然誰もいない。札内川園地内の「日高山脈山岳センター」に立ち寄るも、ここも当然まだ閉まっている。ということで、一路大雪へと向ったのであった。
(ということで13日、14日のコース概略)

9:30大雪湖レイクサイトの臨時駐車場着。なんと今日から(まさに13日から)シャトルバスが運行開始されていたのである。
10:00のシャトルバスに乗り銀泉台へ。10:40 いざ出発~♪♪
赤岳までの登り、いや~素晴らしい紅葉 (^_-)-☆ 満足、満足





赤岳12:50-白雲岳分岐からサブザックにて白雲岳頂上。40分で往復!-白雲キャンプ場15:00 着。

(白雲岳登り途中で撮影:花が終わったあとのチングルマ)

(白雲岳頂上より、いま登ってきた登山道をパチリ)

(白雲キャンプ場には、色とりどりのテントがすでに20張りも・・・)

夜は寒かった。二人とも夏用シュラフであったが、夜中あまりにも寒くザック内の着れるものはすべて着用した。私は、長袖シャツ、冬用ズボン下、フリース、目出帽、ネックウオーマー、冬用手袋などすべて着けて眠った。たかたかさんは寒くてなかなか熟睡できなかったようだ。
3:30GM、4:00に御来光を拝みに緑岳頂上(4:30)へ。30分ほど緑岳頂上で日の出を待つ。



5:30 テントへ戻る。朝食をすませ、6:35テント撤収しキャンプ場を後にする。
7:40北海岳-8:38間宮岳-8:52中岳分岐-9:09中岳-9:20北鎮分岐(頂上往復25分)9:45-10:05お鉢平展望台
(お鉢平展望台)

(お鉢平展望台を下る。紅葉の登山道!!)

(雲の平)



(石室)

(黒岳 頂上の賑わい)

石室、黒岳頂上はすごい賑わいであった。また黒岳頂上からリフトまでの下りは、登って来る登山者がとても多く、行き過ぎるのを待つので時間がかかった。
層雲峡からレイクサイト行きの最終のシャトルバス(14:17)に乗って臨時駐車場へ。
臨時駐車場から車でふたたび層雲峡へ。「黒岳の湯」にゆっくり入り、帰路に着いた。
(RyoMa 記)
スポンサーサイト
核心は・・・? 冷水沢から冷水岳へ

なんだかあまり沢に行ってない今年、シーズンも終わってしまうってんで、あんまり記録はないけれど、面白そうだと言う道南のi冷水沢から冷水岳を目指しました。
林道を歩くこと約25分、終点から沢に降りる。
少し歩くとすぐになにやら函の予感。

ここを行くとちょっとしたゴルジュになる。、水の流れに逆らうと行けなくなって四苦八苦。入渓早々流されるかと思った


この後出てくるF1。Lが左岸を登る。最後の方の外傾箇所がちょっと怖い。ロープがでていても途中支点がないので「ここから落ちるとモロ水巻いている中に落ちるな~ヤダヤダ~」さっきのゴルジュでずぶ濡れになった私はぶ~たれながら登る。

これを過ぎ、ナメを超えて少し退屈したところで、見上げると天に白い水滴を散らして流れ落ちる大滝が現れる。

これは、滝の少し手前の沢型から草つきを抜けて、最後は岩混じりの薄藪を登ると、ちょうど滝の上の下降ルンゼに出る。所要時間約25分くらい。岩混じりを抜けるところがちょっといやだけれど、それほどもろくもない。
その上にも滝はどんどん続く。釜持ち、、チョックストーン、スラブ。総じて岩はつるりとしていて脆くはないが、ゆだんすると滑ったりもする。バリエーションを駆使して登るのでおもしろいが簡単というわけでもない。





これは右から巻き気味に。

トイは結局滑って登れず、つるっとした面をカチの手がかりを頼りに1本打ったハーケンで抜ける。見た目より難しくておもしろい~。ここは落ちても大丈夫なところがいいですわ~

最後のチョックストーン。どこもそうだけどタッパとパワーの違う私はLと同じムーブでは登れない。ソロソロと近づいて、水の中をよ~く見ると右足が乗れる棚がある。左足を岩壁にはってもう少し中へ近づこうとすると、その左足が滑るんだわ。思わず岩に向かって「な、なにするんじゃ!!落ちるじゃない!!」って文句言ってしまった。落ちたら流されてまたやり直しはヤダヤダ。


流れが二つに分かれたこの滝はとてもきれい。これを最後にCO670三ツ股となり、明らかに水量の少ない左に入ると、あっという間に水が涸れてしまう。

いや、ここからが長かった。ほぼ直線にPに突き上げている沢型の距離約1キロ弱。高度差約500M
最初はごろごろの石ころの階段のぼり。これはまだいい。どんどん高度も稼げる。

やや、Pが見えてきた!!何かまだ遠いかな~?いやがんばるさ~

と思っているうちに、いつしか石ころの階段は岩盤登りへと変貌する。「これって水の流れていない滝登りか・・・?」
ところがこれがエンドレスっぽく続く。傾斜がどんどんきつくなって、しかも下と同様つるりとしていて手ががり足がかりが微妙なところ多々有り


ここで落ちると下まで転げるんで、真剣そのもの。なんで滝終わったのにこんなんなん?
最後は岩、泥、草のミックスのポロポロ壁まで出現して、ギョエ~泣き混じりで必死。
結局ここで2時間あまりもかかってようやくPとうちゃこ


あ~あ、良かった。最後は私には厳しかった。でも~後は夏通下りだし、時間も順調順調

甘かった・・・

夏通なんて・・・何処にもない!!同じ山域の平田内から帰ってくる夏道も笹がかぶりまくっていて往生したけれど、あれはこの冷水の道から見たら天国だった。
特にP918迄がひどい。まったくの藪こぎだと思っているほうが正解。
夢の夏通下りを無残に打ち砕かれ、あとはもう尽きた気力を逆さまに絞りだして、ひたすら一歩前へ・・・。
ようやく夏道っぽい様子が出てきたP938からは、とぼとぼ、とぼとぼ・・・

最後の植林された杉林が出てきた時は、「わあいもうすぐだ~」って思ったんだけど、なんでだ?なかなか着かないし、林の中は薄暗いしで、またとぼとぼ、とぼとぼ・・・

「この杉林全部刈ってしまいたい!!」ブツブツ、ブツブツ
下りに4時間ちょっとかかりようやく道路にでて、本当にほっとしました。
沢はとてもきれいで適度に難しく、いろんな登りが楽しめる良い沢です。
でも、皆様、善良な登山者をにこんな返り討ちに遭わせるような驚愕の藪こぎは避けて、最初から沢に降りる計画を強く、強くおすすめします。
BY J子