読図訓練山行 迷沢山(上平沢林道から)
平成26年4月13日(日) 快晴 読図訓練山行迷沢山(上平沢林道から)
読図は山登りの基本である。特に夏道を辿らない雪山山行では必須の技術となる。最近はGPSの持参が当たり前になってGPSに頼ることが多いのだが、電池切れや故障の可能性を考えると地形図、コンパスを使ったルートファインディング技術の重要性はかわらない。ということで年に1回行っている読図山行に参加した。

(山頂で記念撮影)

(林道を外れて尾根に取り付く)
今回はメンバが10名ということで5名づつに分かれてパーティを作り、それぞれが決めたルートで山頂を目指した。1班はつづら折りになっている林道を真っ直ぐショートカットするコース、自分が参加した2班は806Pを通過してそこから迷沢山にまっすく向かうコース。標高600mを超えた辺りから東にコンパスを切って尾根に取りつく。地図をみると806Pへの尾根は分かり易く見えるが、実際は細かな沢がいくつかあってよく分からない。コンパスを信じていくか見た目の感覚を信じるか難しいところだが、結果的にはコンパスを信じた方が良かったという結果だった。林道に合流してもそこがどこなのかはっきりと判断することはできず、GPSに頼ってしまった。

(定山渓天狗岳を背後に斜面を登る)
806Pから進路を北にとって高いところを目指して登っていくと迷沢山が徐々に見えてきて、その斜面に取りついている1班の5名がいた。我々よりも先にいるとは予想しておらずちょっとだけ”負けた”と思った。目視ではっきりと確認できる山頂を目指して迷沢山に到着すると、その先に手稲山があった。快晴の空は遠くの山並みまではっきりと見通すことができた。

(手稲山がすぐそこに見える)
帰りは1班、2班一緒に下山し、2班が取りついた地点で林道に合流した。往きはしっかりとした雪面も午後になるとすっかりと緩んできて、何度も埋まりながら車止めまでもどった。ピークを踏むことができたし、自由に山の中を歩いたという感じがして、とても充実した山行だった。

(赤線が登りルート、青線は下りのルート)
〔個人的なGPS考〕
GPSにも機能差があり、一言でGPSといってもいろいろな使い方がある。いま自分が考えるGPSの最良の使い方は、コンパス方式である。それは、ポイントポイントでコンパスのように位置合わせするような使い方をするもので、GPSの画面から次に向かう位置を指定し、そこからナビゲーションを開始する。事前にルートを登録しておくという方法もあるが、その場その場で臨機応変な対応がとれない。使うタイミングはコンパスと同じとなるが、得られる情報が圧倒的に違い、現在位置から目指す位置への方位と距離が分かる。圧倒的に情報量の多いGPSをあえて使わず迷ったときの最後の砦として使うというのは本末転倒ではないかと思う。なので、自分の最後の砦はコンパスと地形図である。そのために読図山行に参加した。(たかたか)
読図は山登りの基本である。特に夏道を辿らない雪山山行では必須の技術となる。最近はGPSの持参が当たり前になってGPSに頼ることが多いのだが、電池切れや故障の可能性を考えると地形図、コンパスを使ったルートファインディング技術の重要性はかわらない。ということで年に1回行っている読図山行に参加した。

(山頂で記念撮影)

(林道を外れて尾根に取り付く)
今回はメンバが10名ということで5名づつに分かれてパーティを作り、それぞれが決めたルートで山頂を目指した。1班はつづら折りになっている林道を真っ直ぐショートカットするコース、自分が参加した2班は806Pを通過してそこから迷沢山にまっすく向かうコース。標高600mを超えた辺りから東にコンパスを切って尾根に取りつく。地図をみると806Pへの尾根は分かり易く見えるが、実際は細かな沢がいくつかあってよく分からない。コンパスを信じていくか見た目の感覚を信じるか難しいところだが、結果的にはコンパスを信じた方が良かったという結果だった。林道に合流してもそこがどこなのかはっきりと判断することはできず、GPSに頼ってしまった。

(定山渓天狗岳を背後に斜面を登る)
806Pから進路を北にとって高いところを目指して登っていくと迷沢山が徐々に見えてきて、その斜面に取りついている1班の5名がいた。我々よりも先にいるとは予想しておらずちょっとだけ”負けた”と思った。目視ではっきりと確認できる山頂を目指して迷沢山に到着すると、その先に手稲山があった。快晴の空は遠くの山並みまではっきりと見通すことができた。

(手稲山がすぐそこに見える)
帰りは1班、2班一緒に下山し、2班が取りついた地点で林道に合流した。往きはしっかりとした雪面も午後になるとすっかりと緩んできて、何度も埋まりながら車止めまでもどった。ピークを踏むことができたし、自由に山の中を歩いたという感じがして、とても充実した山行だった。

(赤線が登りルート、青線は下りのルート)
〔個人的なGPS考〕
GPSにも機能差があり、一言でGPSといってもいろいろな使い方がある。いま自分が考えるGPSの最良の使い方は、コンパス方式である。それは、ポイントポイントでコンパスのように位置合わせするような使い方をするもので、GPSの画面から次に向かう位置を指定し、そこからナビゲーションを開始する。事前にルートを登録しておくという方法もあるが、その場その場で臨機応変な対応がとれない。使うタイミングはコンパスと同じとなるが、得られる情報が圧倒的に違い、現在位置から目指す位置への方位と距離が分かる。圧倒的に情報量の多いGPSをあえて使わず迷ったときの最後の砦として使うというのは本末転倒ではないかと思う。なので、自分の最後の砦はコンパスと地形図である。そのために読図山行に参加した。(たかたか)
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