激闘の電気の沢
7月28日 リーダーF子とJ子、二人で電気の沢へ。
F子は二度目、J子はなんと3度目のあんた達も好きね~ってな沢山行。
F1から上はまあ2時間から2時間半で抜けてきて午後はのんびりできるさ~とのんきな二人。
結果は電気の沢にその甘い考えの横っ面はったおされるような激闘約5時間・・でした。
まずF1

ブー子のお決まりは右をへつってから直上。このへつりが回を重ねるごとに難しく感じるのは、気のせいではないと思う。以前の手や足は水の流れのせいか人のせいか、確実に危うくなって今回も中間の1歩がきびしかった。
去年はフリーで抜けたこのへつり。
今年は核心の一歩が・・・・、出せな〜〜い!!
J子さ〜ん、ムズカシイよぅ〜〜!(←泣きついてトップかわってもらう)(F)
その後の小さな段差。へつるより中を行った方が早いかと思って行ってみたけれど、足が水流に押されて前に出ない出ない。この辺で何かいや~な感じがしてくる。これって・・・流れ早すぎない???体前に行かないわ!!

前に進むにつれてハングしてくる所を越えて、その先・・・下に降りるの怖いわ~~
だって、足届かないのに渦巻いている~(泣)
残置のぐらぐらしてたピンを再度打ち直して懸垂+バックアップで水の中へ、足探して這い上がります。




前回水の中からファイトで上がった小滝。今回は超きびしい。
二人で何回トライしてもハンバじゃない水流に押されて上がれない。そのうち体は冷えてくるし、震えてくるしでどうしましょう!!




右からのへつりもきびしいくて、途中で落ちて、また冷える。あと20㎝スタンスに届かない~(再び泣)
バイルだ!!バイルに頼るしかない!!左上の小さな穴にバイルを引っかけ、南無三で体重移動。ようやく脱出。

J子さんのこのワンムーブはね、すばらしかった!
アイスもミックスクライミングもやらないJ子さんがどこでどうしてこんなバイルの使い方をおぼえたのか。
経験の厚みなのか、そもそもそういう人(?)なのか?
いやぁ〜、ビックらこいた!お見事!!(F)
そしてやってきた最後の試練チョックストーンの岩登り。しかし水流と格闘し消耗したブー子2匹はいろんな意味でリミット状態。ここでも登っては落ち登っては失敗、その落胆も相まって気力は既に切れている状態。
しかし、ここを抜けなければ・・・!!ショルダーとバイルでF子が突破。やった!!セカンドで登るJ子
力尽きて途中で人工壁のようにぶら下がって休んでしまった(写真撮る余裕無)
これはつらかったねぇ。
上からは間欠泉のように凍りそうに冷たい水が噴き出してくるし(T_T)
女二人でもショルダーが有効だとわかったのは収穫でしたな。(F)
核心を抜けた先は美しい苔と暖かい日差し。

考えられる手段を駆使して抜けた沢。同じ沢でもこんなに苦労するのかと思い知らされ、いろんな意味で勉強と反省になり、課題も見えた山行でした。
これに懲りずに沢チャレンジ!!ぶ~
寒さに耐えるのにずうっと歯食いしばってたせいか、おにぎり食べるときあごがだるかった BY J子
F子は二度目、J子はなんと3度目のあんた達も好きね~ってな沢山行。
F1から上はまあ2時間から2時間半で抜けてきて午後はのんびりできるさ~とのんきな二人。
結果は電気の沢にその甘い考えの横っ面はったおされるような激闘約5時間・・でした。
まずF1

ブー子のお決まりは右をへつってから直上。このへつりが回を重ねるごとに難しく感じるのは、気のせいではないと思う。以前の手や足は水の流れのせいか人のせいか、確実に危うくなって今回も中間の1歩がきびしかった。
去年はフリーで抜けたこのへつり。
今年は核心の一歩が・・・・、出せな〜〜い!!
J子さ〜ん、ムズカシイよぅ〜〜!(←泣きついてトップかわってもらう)(F)
その後の小さな段差。へつるより中を行った方が早いかと思って行ってみたけれど、足が水流に押されて前に出ない出ない。この辺で何かいや~な感じがしてくる。これって・・・流れ早すぎない???体前に行かないわ!!

前に進むにつれてハングしてくる所を越えて、その先・・・下に降りるの怖いわ~~
だって、足届かないのに渦巻いている~(泣)
残置のぐらぐらしてたピンを再度打ち直して懸垂+バックアップで水の中へ、足探して這い上がります。




前回水の中からファイトで上がった小滝。今回は超きびしい。
二人で何回トライしてもハンバじゃない水流に押されて上がれない。そのうち体は冷えてくるし、震えてくるしでどうしましょう!!




右からのへつりもきびしいくて、途中で落ちて、また冷える。あと20㎝スタンスに届かない~(再び泣)
バイルだ!!バイルに頼るしかない!!左上の小さな穴にバイルを引っかけ、南無三で体重移動。ようやく脱出。

J子さんのこのワンムーブはね、すばらしかった!
アイスもミックスクライミングもやらないJ子さんがどこでどうしてこんなバイルの使い方をおぼえたのか。
経験の厚みなのか、そもそもそういう人(?)なのか?
いやぁ〜、ビックらこいた!お見事!!(F)
そしてやってきた最後の試練チョックストーンの岩登り。しかし水流と格闘し消耗したブー子2匹はいろんな意味でリミット状態。ここでも登っては落ち登っては失敗、その落胆も相まって気力は既に切れている状態。
しかし、ここを抜けなければ・・・!!ショルダーとバイルでF子が突破。やった!!セカンドで登るJ子
力尽きて途中で人工壁のようにぶら下がって休んでしまった(写真撮る余裕無)
これはつらかったねぇ。
上からは間欠泉のように凍りそうに冷たい水が噴き出してくるし(T_T)
女二人でもショルダーが有効だとわかったのは収穫でしたな。(F)
核心を抜けた先は美しい苔と暖かい日差し。

考えられる手段を駆使して抜けた沢。同じ沢でもこんなに苦労するのかと思い知らされ、いろんな意味で勉強と反省になり、課題も見えた山行でした。
これに懲りずに沢チャレンジ!!ぶ~
寒さに耐えるのにずうっと歯食いしばってたせいか、おにぎり食べるときあごがだるかった BY J子
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ニセイカウシュッペ山~アンギラス越え~平山(交差縦走) 2013.07.21 RyoMa
7月21日(日)会山行(J子パーティー【平山~アンギラス越え~ニセイカウシュッペ山】と交差縦走)
L Ueno M J西、W辺、H入、札幌のO、RyoMa、八戸労山の3名 計9名
(10:43 正面の岩の上に人影が・・お互いに手を振り声を掛け合って確認。アンギラス越え途中にてJ子パーティーとのfirst contact)
前泊した白滝高原キャンプ場を出発し、ニセカウ登山口に6:10到着。雲ひとつない快晴の天気。しかし、ここで事件発生!運転してきたJ子さんの車の右前タイヤがパンクしていた。たぶんジャリ道走行時にパンクしたのだろう。早速、タイヤ交換を開始した。ここで車関係の仕事をしている八戸労山のW辺さんが大活躍!手慣れたもので10分程度でタイヤ交換完了~♪♪ 私たちだけだとまず30分以上はかかっただろう。


(タイヤ交換 完了~♪♪)

(6:35 いざ出発!)
登山道は非常に良く整備されていて、とても歩きやすかった。時々見晴らしが良くなり、右に美しい残雪模様をまとった大雪の山々が見える。

9:17ニセイカウシュッペ山頂上着。

(途中追い越してきたピストン組を待って、一緒に記念撮影。)
ピストン組と別れをつげ、いよいよアンギラス越えだ。


(ハイマツ帯を漕ぎ分け、岩をよじ登りながら進んで行く。)
10:43。前方の岩の上に人影が・・・手を振って大きな声で叫んでいる。おおお~J子さんパーティーとのfirst contact。

10分後、J子さんパーティーと出会う。みんな満面の笑みで交差していく。







J子さんパーティーと交差してから40分後、比麻奈山頂上に到着。(11:35)

ここで元気な3人(J西さん、W辺さん《山びこ》、H入さん)が空身で比麻良山へ向う。残りの6人はゆったりと3人の帰りを待つ。

(比麻良山の頂上に立つ3人 12:00)
いよいよ最後の平山への分岐(平山頂上まで800m)。平山へはUenoさん1人を残し8人で向う。

13:00に平山頂上に到着。
13:55 大雪渓を下り終え、休憩中。

14:50 下山完了。お疲れさま~♪♪

L Ueno M J西、W辺、H入、札幌のO、RyoMa、八戸労山の3名 計9名

前泊した白滝高原キャンプ場を出発し、ニセカウ登山口に6:10到着。雲ひとつない快晴の天気。しかし、ここで事件発生!運転してきたJ子さんの車の右前タイヤがパンクしていた。たぶんジャリ道走行時にパンクしたのだろう。早速、タイヤ交換を開始した。ここで車関係の仕事をしている八戸労山のW辺さんが大活躍!手慣れたもので10分程度でタイヤ交換完了~♪♪ 私たちだけだとまず30分以上はかかっただろう。


(タイヤ交換 完了~♪♪)

(6:35 いざ出発!)
登山道は非常に良く整備されていて、とても歩きやすかった。時々見晴らしが良くなり、右に美しい残雪模様をまとった大雪の山々が見える。

9:17ニセイカウシュッペ山頂上着。

(途中追い越してきたピストン組を待って、一緒に記念撮影。)
ピストン組と別れをつげ、いよいよアンギラス越えだ。


(ハイマツ帯を漕ぎ分け、岩をよじ登りながら進んで行く。)
10:43。前方の岩の上に人影が・・・手を振って大きな声で叫んでいる。おおお~J子さんパーティーとのfirst contact。

10分後、J子さんパーティーと出会う。みんな満面の笑みで交差していく。







J子さんパーティーと交差してから40分後、比麻奈山頂上に到着。(11:35)

ここで元気な3人(J西さん、W辺さん《山びこ》、H入さん)が空身で比麻良山へ向う。残りの6人はゆったりと3人の帰りを待つ。

(比麻良山の頂上に立つ3人 12:00)
いよいよ最後の平山への分岐(平山頂上まで800m)。平山へはUenoさん1人を残し8人で向う。

13:00に平山頂上に到着。
13:55 大雪渓を下り終え、休憩中。

14:50 下山完了。お疲れさま~♪♪

平山~ニセイカウシュッペ(アンギラスを越えて)
7月21日会山行
平山~ニセイカウシュッペ LJ子 M:TM子 N沢 Tado K重 F子 K川
久しぶりにアンギラス越えをしてみようと企画した山行。
ニセカウ側から来るU野さんをリーダーとするパーティーとの交差縦走。
平山側は例年より雪渓が多いとの情報に軽アイゼンとロープを持参し、幸い使用せずにすんだが確かに雪渓はいつもの2倍くらいはあった。
例年の第一雪渓の手前、既に出現した雪渓の横を登っていきます。天気は上々。沢音が心地良い。

雪渓が続きます。空が青い。

2時間半弱で分岐へ到着。荷物をデポして平山へ向かいます。
ピーカン天気で風もなく、大雪展望台の平山突端からの表大雪です。一同大満足、話が弾みます。

デポした荷物を背負って通称比麻奈山へ向かいます。そこからアンギラスへ突入する前のこれからたどる稜線。右奥になだらかなニセイカウシュッペを望みます。

平山は花の山です。特にタカネシオガマは他ではこんなにたくさん見ることはできません。
アンギラス稜線上には大雪の岩場に咲く花が満開で、こちらも楽しめます。




ハイマツこぎから始まって、稜線を進みます。

振り返って見る岩場、右側を巻くように踏み後がついています。

ここを過ぎて、前方にU野パーティーを確認。思わず相互に「お~い!!」
交差縦走の楽しさは、まさに発見の瞬間と近づいていくうれしさ、交差地点での笑顔にあります。
無事交差を完了し互いに情報交換と車の鍵を交換して一安心。
我々はアンギラス最高点へと向かいます。
アンギラス最高地点への最後の登りです。岩場をちょと足高く上げて~

最高地点は北と南からの沢の源頭部分が何本も向かってきます。
慎重に岩場を降りて、ニセカウ登山道への最後の斜面の登りです。花が咲き乱れています。

そしてやっと登山道へ出てめでたしめでたし。ここからニセカウピークまではすぐです。
風もなく、太陽が雲に遮られちょうど良い日差しでした。

ニセカウピークの北側ピークから今日たどった道を眺めます。こう見ると結構長いね~と皆で。でも終わってみれば変化があって楽しく、あっという間の2時間です。

Pを後にしてニセカウの登山口へ2時間で下山。
いつもながら、白樺とシダ類の美しい登山道にいやされ、無事会山行を終えることができました。
皆様に感謝。
BY J子
平山~ニセイカウシュッペ LJ子 M:TM子 N沢 Tado K重 F子 K川
久しぶりにアンギラス越えをしてみようと企画した山行。
ニセカウ側から来るU野さんをリーダーとするパーティーとの交差縦走。
平山側は例年より雪渓が多いとの情報に軽アイゼンとロープを持参し、幸い使用せずにすんだが確かに雪渓はいつもの2倍くらいはあった。
例年の第一雪渓の手前、既に出現した雪渓の横を登っていきます。天気は上々。沢音が心地良い。

雪渓が続きます。空が青い。

2時間半弱で分岐へ到着。荷物をデポして平山へ向かいます。
ピーカン天気で風もなく、大雪展望台の平山突端からの表大雪です。一同大満足、話が弾みます。

デポした荷物を背負って通称比麻奈山へ向かいます。そこからアンギラスへ突入する前のこれからたどる稜線。右奥になだらかなニセイカウシュッペを望みます。

平山は花の山です。特にタカネシオガマは他ではこんなにたくさん見ることはできません。
アンギラス稜線上には大雪の岩場に咲く花が満開で、こちらも楽しめます。




ハイマツこぎから始まって、稜線を進みます。

振り返って見る岩場、右側を巻くように踏み後がついています。

ここを過ぎて、前方にU野パーティーを確認。思わず相互に「お~い!!」
交差縦走の楽しさは、まさに発見の瞬間と近づいていくうれしさ、交差地点での笑顔にあります。
無事交差を完了し互いに情報交換と車の鍵を交換して一安心。
我々はアンギラス最高点へと向かいます。
アンギラス最高地点への最後の登りです。岩場をちょと足高く上げて~

最高地点は北と南からの沢の源頭部分が何本も向かってきます。
慎重に岩場を降りて、ニセカウ登山道への最後の斜面の登りです。花が咲き乱れています。

そしてやっと登山道へ出てめでたしめでたし。ここからニセカウピークまではすぐです。
風もなく、太陽が雲に遮られちょうど良い日差しでした。

ニセカウピークの北側ピークから今日たどった道を眺めます。こう見ると結構長いね~と皆で。でも終わってみれば変化があって楽しく、あっという間の2時間です。

Pを後にしてニセカウの登山口へ2時間で下山。
いつもながら、白樺とシダ類の美しい登山道にいやされ、無事会山行を終えることができました。
皆様に感謝。
BY J子
トムラウシ山
平成25年7月14日(日)快晴 トムラウシ山(短縮コース)
先週に一緒だったW田さんから、トムラウシ山の美しさを散々聞かされ、ではということで帯広帰省のついでにトムラウシ山に登ってきた。ガイドブックでは登りに5時間ほどかかるとあったので、近くで前泊するため夜の10時に帯広を発ってトムラウシ温泉を目指した。誰とも会わない心細い深夜のドライブで東大雪荘に夜12時に着くと、公共駐車場に静かに10台ほどの車が止まっていた。

(1743Pから眺めるトムラウシ山、白と緑のコントラストが絶妙)
翌日の朝3時半に起床、さらに林道を7~8キロ走り短縮コース登山口まで行くと、驚いたことにすでに車が30台ほど駐車していて、多くの人が出発の準備をしていた。さすが日本百名山、来ている人達も本州からの人が多いようだ。なんとか隙間を見つけて駐車し、朝飯を食べてから直ぐに出発、事前の情報に基づいて装備は長靴、また安全を考えてピッケルを持参したが、その出で立ちはちょっと周りから浮いている感じがあった。しかし、雪解け水でどろんこの登山道を悠々と歩くことができて大正解。最後まで長靴でもまったく問題はなかった。

(十勝岳方面、オプタテ?)
短縮コース登山口を出発して始めは日陰の樹林のなかを歩き、標高1400mまで上がってから一度カムイサンケナイ川まで下降する。沢は雪渓で埋められていて、前トム平までのコマドリ沢は完全な雪渓歩きとなるが、気温も上がっているため、アイゼンは不要であった。ここを一気に登って前トム平の先のケルンで休憩。

(コマドリ沢の雪渓、ザクザクなのでアイゼン不要)

(前トム平のケルン付近からトムラウシ山を見る)
前トム平からトムラウシ公園まで100mほど下降して登り返し尾根をトラバースしていくとやがてカラフルなテントが見える南沼キャンプ指定場が見えてくる。そこから200mほど登りつめるとトムラウシ山のピークがあり、狭い山頂は大勢の登山者で賑わっていた。山頂から少し降りたところでナキウサギの鳴き声を聞いたが残念ながら実物には会うことはできなかった。

(山頂は大勢の登山者でいっぱい)

(北沼方面)

(カラフルなテント場、前日は強風で大変だったらしいが、のんびり感が漂う)
カラフルなテント場を見下ろしながら下山している最中、大勢の日帰り組みの人たちと行き会い、前トム平までくると行き会う人たちはテント装備の人たちに変わってくる。コマドリ沢を降りる頃になると登ってくる登山者はめっきり少なくなる。

(雪渓を降りる、見た目は急そうに見えるが、さほどではない)
正午を過ぎると気温も上がってきて沢の登り返しから登山口までダラダラした下りが延々と続く。ちょうど4年前の今の季節にツアーガイドを含む9名もの犠牲者を出した遭難事故があったが、生き残った人たちは日が暮れて真っ暗くなった中、この道のりを必死になって下山し、そして短縮コース登山口とトムラウシ温泉登山口に向かう分岐点で、何を考えて行き先を選んだのか、そんなことに想像を巡らせながら登山口まで歩いた。


東大雪荘で汗を流して一時はスッキリしたが、寝不足がたたって帰り道は居眠り運転となってきたので、路肩に駐車して昼寝をしながら帰った。
〔コースタイム〕
短縮路登山口4:20 沢渡渉6:15 前トム平7:10 トムラウシ公園7:50 トムラウシ山9:10
トムラウシ山9:25 トムラウシ公園10:25 前トム平11:00 沢渡渉11:35 登山口13:35
先週に一緒だったW田さんから、トムラウシ山の美しさを散々聞かされ、ではということで帯広帰省のついでにトムラウシ山に登ってきた。ガイドブックでは登りに5時間ほどかかるとあったので、近くで前泊するため夜の10時に帯広を発ってトムラウシ温泉を目指した。誰とも会わない心細い深夜のドライブで東大雪荘に夜12時に着くと、公共駐車場に静かに10台ほどの車が止まっていた。

(1743Pから眺めるトムラウシ山、白と緑のコントラストが絶妙)
翌日の朝3時半に起床、さらに林道を7~8キロ走り短縮コース登山口まで行くと、驚いたことにすでに車が30台ほど駐車していて、多くの人が出発の準備をしていた。さすが日本百名山、来ている人達も本州からの人が多いようだ。なんとか隙間を見つけて駐車し、朝飯を食べてから直ぐに出発、事前の情報に基づいて装備は長靴、また安全を考えてピッケルを持参したが、その出で立ちはちょっと周りから浮いている感じがあった。しかし、雪解け水でどろんこの登山道を悠々と歩くことができて大正解。最後まで長靴でもまったく問題はなかった。

(十勝岳方面、オプタテ?)
短縮コース登山口を出発して始めは日陰の樹林のなかを歩き、標高1400mまで上がってから一度カムイサンケナイ川まで下降する。沢は雪渓で埋められていて、前トム平までのコマドリ沢は完全な雪渓歩きとなるが、気温も上がっているため、アイゼンは不要であった。ここを一気に登って前トム平の先のケルンで休憩。

(コマドリ沢の雪渓、ザクザクなのでアイゼン不要)

(前トム平のケルン付近からトムラウシ山を見る)
前トム平からトムラウシ公園まで100mほど下降して登り返し尾根をトラバースしていくとやがてカラフルなテントが見える南沼キャンプ指定場が見えてくる。そこから200mほど登りつめるとトムラウシ山のピークがあり、狭い山頂は大勢の登山者で賑わっていた。山頂から少し降りたところでナキウサギの鳴き声を聞いたが残念ながら実物には会うことはできなかった。

(山頂は大勢の登山者でいっぱい)

(北沼方面)

(カラフルなテント場、前日は強風で大変だったらしいが、のんびり感が漂う)
カラフルなテント場を見下ろしながら下山している最中、大勢の日帰り組みの人たちと行き会い、前トム平までくると行き会う人たちはテント装備の人たちに変わってくる。コマドリ沢を降りる頃になると登ってくる登山者はめっきり少なくなる。

(雪渓を降りる、見た目は急そうに見えるが、さほどではない)
正午を過ぎると気温も上がってきて沢の登り返しから登山口までダラダラした下りが延々と続く。ちょうど4年前の今の季節にツアーガイドを含む9名もの犠牲者を出した遭難事故があったが、生き残った人たちは日が暮れて真っ暗くなった中、この道のりを必死になって下山し、そして短縮コース登山口とトムラウシ温泉登山口に向かう分岐点で、何を考えて行き先を選んだのか、そんなことに想像を巡らせながら登山口まで歩いた。






東大雪荘で汗を流して一時はスッキリしたが、寝不足がたたって帰り道は居眠り運転となってきたので、路肩に駐車して昼寝をしながら帰った。
〔コースタイム〕
短縮路登山口4:20 沢渡渉6:15 前トム平7:10 トムラウシ公園7:50 トムラウシ山9:10
トムラウシ山9:25 トムラウシ公園10:25 前トム平11:00 沢渡渉11:35 登山口13:35
古平下二股沢(敗退)(>_<)
7月13日 L藤子 M mm子 J子

数年前に行った古平下二股沢。こんなおもしろい沢はそうない。まだ行ったことのない藤子のお供をかねて行ってきました。
しかし!!事前の情報通りゲートが!!しかも、冷水林道に入ってすぐのところでストップ。

「ゲっ、ここから歩き?」歩くこと40分。
そして下二股林道入口、以前は車で入れたのに、信じられない荒れ方です。

これは序の口でこの先は背丈ほどの蕗や覆いかぶさる枝、そして、林道の崩壊も数カ所。

下二股林道で、こんなはずないとの思いで、訳わかんない道と格闘すること40分。
ようやく入渓。そしてやってきたF1
水量は前回の2割増しくらいか?それほど困難を感じる量ではないが、以前登ったルートは、たぶん岩が崩れたのか確認できない。
手前から見ると中間がどうにも危うくて・・・・ムムム
左髙巻きは高所の草つきが悪く、神経切れてないと行けない感じ。
*ブー子虎の穴のオキテによりリードするつもりで向かったF1。
でもどー見ても中間部で行き詰まる。こんな滝のぼれるかぁ!!!と思いきや・・・。
そこからは3人なんとか突破口を見つけるべくあちらこちらウロウロと。
でもどこもきびしい!(F子)
やむなくここから撤退するか~
じゃあちょっと遊びがてら途中まで行ってみようかと・・・
*そう、J子さんのこの遊び心がね〜。(F子)
行って、上を見上げたら、ありゃ、左に登るルートが確認できました。
「行けるわ!!」
でも、時既に遅し。
思わぬ林道の苦戦とF1のルート探しに時間を費やし、突入しても時間切れとの判断で
敗退


帰りに、下山の林道を探検したら、こちらも荒れてる荒れてる。
以前は一級林道だったのですが・・・こちらも以前の5割り増しの時間がかかりそうです。
滝滝連続のこんなおもしろい沢滅多にない、いい沢なのに・・・・
この林道歩きを覚悟して計画しないと~ちょっと決心のいる沢になってしまいました。

(沢の中もF1に行く途中、かなりの崩壊があり、F1以降も崩壊しているところあるかもしれません)
*今回けっこう気合入ってました!
ビビってもいました。
でもF1の姿は心に残り、もっと強くなっていつかいつか・・?(F子)
BY J子

数年前に行った古平下二股沢。こんなおもしろい沢はそうない。まだ行ったことのない藤子のお供をかねて行ってきました。
しかし!!事前の情報通りゲートが!!しかも、冷水林道に入ってすぐのところでストップ。

「ゲっ、ここから歩き?」歩くこと40分。
そして下二股林道入口、以前は車で入れたのに、信じられない荒れ方です。

これは序の口でこの先は背丈ほどの蕗や覆いかぶさる枝、そして、林道の崩壊も数カ所。

下二股林道で、こんなはずないとの思いで、訳わかんない道と格闘すること40分。
ようやく入渓。そしてやってきたF1

水量は前回の2割増しくらいか?それほど困難を感じる量ではないが、以前登ったルートは、たぶん岩が崩れたのか確認できない。
手前から見ると中間がどうにも危うくて・・・・ムムム
左髙巻きは高所の草つきが悪く、神経切れてないと行けない感じ。
*ブー子虎の穴のオキテによりリードするつもりで向かったF1。
でもどー見ても中間部で行き詰まる。こんな滝のぼれるかぁ!!!と思いきや・・・。
そこからは3人なんとか突破口を見つけるべくあちらこちらウロウロと。
でもどこもきびしい!(F子)
やむなくここから撤退するか~
じゃあちょっと遊びがてら途中まで行ってみようかと・・・

*そう、J子さんのこの遊び心がね〜。(F子)
行って、上を見上げたら、ありゃ、左に登るルートが確認できました。
「行けるわ!!」
でも、時既に遅し。
思わぬ林道の苦戦とF1のルート探しに時間を費やし、突入しても時間切れとの判断で
敗退



帰りに、下山の林道を探検したら、こちらも荒れてる荒れてる。

以前は一級林道だったのですが・・・こちらも以前の5割り増しの時間がかかりそうです。
滝滝連続のこんなおもしろい沢滅多にない、いい沢なのに・・・・
この林道歩きを覚悟して計画しないと~ちょっと決心のいる沢になってしまいました。

(沢の中もF1に行く途中、かなりの崩壊があり、F1以降も崩壊しているところあるかもしれません)
*今回けっこう気合入ってました!
ビビってもいました。
でもF1の姿は心に残り、もっと強くなっていつかいつか・・?(F子)
BY J子