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赤岳~小泉岳

平成24年6月27日(水) 快晴 赤岳~小泉岳     

あまりの晴天に誘われ、急遽、プチ夏休みを取り、赤岳にお花を見に行くことにした。急なお誘いにもかかわらず、M松さんが同行してくださることになった。
朝4:00札幌発、銀泉台7:20着。抜けるような青空が広がる。平日にもかかわらず、既に20台ほどが駐車している。身支度を整え、7:40出発した。
歩き始めてほどなく、第一雪渓に差し掛かる。まだまだたっぷりの雪がある。一歩一歩慎重に進む。
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(第一雪渓)

コマクサ平に到着。咲き始めたばかりと思われる無数のコマクサがお出迎えしてくれる。
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(コマクサ)


第三雪渓、第四雪渓の急登を越えると、あっさりと赤岳Pに到着した。白と緑のコントラストが美しい。
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(赤岳Pから見る北鎮岳方向)

いよいよ本日の主目的である、チョウノスケソウとの出会いを求め、小泉岳方面に歩き出す。イワウメや、ホソバウルップソウ、エゾオヤマノエンドウ等々の花々が見渡す限り360°広がる。
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(赤岳~小泉岳の間のお花畑)

ついに、チョウノスケソウを発見! 咲き始めたばかりと思われる。蕾も多く、今後もまだしばらくは楽しめそう。
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(チョウノスケソウ)

小泉岳着。トムラウシ山を見ながらゆっくりと休憩を取る。
名残惜しいが、素晴らしい景色を目に焼き付け、下山開始する。
健気に咲くお花から元気をもらった一日だった。

【コースタイム】
4:00 札幌発
7:20 銀泉台着
7:40 登山口発
10:25 赤岳P着
10:35 赤岳P発
11:15 小泉岳着
11:35 小泉岳発
14:30 登山口着

(みかみゆ)
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石狩岳、音更山

平成24年6月24日(日) 小雨 石狩岳、音更山(シュナイダーコース)

当初ウペペサンケ山を計画したが、登山口までの林道が崩壊して今期絶望との情報を得たので、予定をその近くの石狩岳、音更山に変更した。
週末帰省中の帯広から早朝出発し登山口に5時頃に到着、そこにはクルマが1台、横には一人用のテントが張られていた。準備をしていると雨がパラパラと降ってきたが、天気予報では次第に晴れてくるとの予想だったので、雨具上下を着て5時半に出発した。

最初は平坦な笹やぶ歩き、そして途中で川を渡渉する。うまい具合に木が倒れていて馬乗りになって渡る。川ぶちを少し進むと尾根取りつきとなるが、トラバース気味に登るので傾斜はきつくない。尾根に登りきる途中の斜面で先行者に追いついた。とてもよく目立つ赤のレインウェア、黒のラブラド―ル犬を連れていた。一緒に行動はしなかったが、この後石狩岳まで何度も顔を合わせることとなった。結局、本日の登山者は我々だけであった。


(シュナイダーコース開削25周年の看板、ここから尾根に取り付く)

尾根に取りついて最初はそれほどでもない斜面も、標高1500mぐらいからはだんだんきつくなって両手を駆使して登る。風不死岳の急斜面が延々と続く感じである。最初のうちは先行者の後塵を拝していたが、傾斜がきつくなるにしたがって7才になるという体重30キロのラブラドール犬を引き上げるに時間を要してきたので、途中から先行させていただいた。


(稜線上の分岐点)

多少時間を要してやっとでた稜線上の分岐点、周りはガスって何も見えない。犬連れの登山者をしばらく待ってみたがなかなか到着しないので、ひとりで石狩岳に向かった。ここからは植生が変わり高山植物の種類が増えてくる。写真をとりながら30分ほどで山頂に到着、何も見えないので水分を補給しただけで直ぐに下山した。下山中に犬連れの人に出会い再び言葉を交わす。


(石狩岳山頂に到着、すぐ近くにもうちょっと高そうなピークがあった)

コル分岐点に到着して直ぐに音更山に向かった。こちらはハイ松が深く、西側に斜面を一旦下ってトラバースしながら稜線に登り返す。先が何も見えないため地図を確かめながら進んで行く。写真を写しているうちに雨に濡れたためかカメラが故障してしまったので、GPS内蔵カメラで写した。音更山への最後のガレ場を登りきり音更山に到着。こちらも何も見えないので、早々に下山。


(ガレ場、ほんとだったらここからの眺めが最高らしいが、殺伐としていた)

下りでは誤って十国峠側のルートに入ってしまった。疲れなどからくる注意散漫である。明らかにガレ場でないので直ぐに気づくことができたが、コンパスで確認するなどの慎重な行動が必要だと考えさせられた。滑りやすいガレ場を下りきったところで登山道を横切る大きな動物を見た。曇っていたメガネを拭いてよく見ると、それは大型犬と同じくらいの大きさのキツネだった。しかもそのキツネ、こちらを見て動かない。ちょっとビビリながら少しづつ近づくと静かに去って行った。ヒグマでなくてよかったと心から思った。


(音更山、立てかけられたように石版が置いてあった)

再びコル分岐点に到着し、休憩して人心地ついてからシュナイダ―コースを下山。雨が降り続き滑りやすくなって、登りよりも神経を使いながら慎重に下った。尾根取りつき地点でやっと犬連れの登山者に追いついた。どちらかというと犬は苦手な方であったが、何度も出会っているうちに顔を舐められても気にならなくなった。


(こんなところを降りる、写真で見ると怖そう)

14時に登山口に到着、皮肉なことにこの時になって青空が広がった。気持ちのよいお天気の中、糠平温泉で汗を流して帰宅した。

〔コースタイム〕(休憩を含む)
登山口 5:25
尾根取り付き 6:00
分岐点 8:40
石狩岳 9:23
分岐点 10:00
音更山 10:50
分岐点 11:30
尾根取り付き 13:15
登山口 13:50


夕張岳

6/16は夕張岳の山開き、三上(由)リーダーの元、行って参りました。
 石原平のシラネアオイは今年も健在で大群落に感激!何時ものアルビノ種もかなりありました。
 吹き通しでは目指すユウバリソウが満開から少し盛りを過ぎた感じ!それでも中にはみずみずしい個体もあり写真に収めました。
 ナンブイヌナズナもかつて程の大きな株は少なくなりましたが美しく咲いておりました。ちなみにナンブイヌナズナは早池峰山と戸蔦別岳にのみ咲く花です。
 更にはミヤマアズマギクとエゾミヤマクワガタも咲き始めておりましたので遠く芦別岳を背景に写して見ました。
 ハクサンイチゲもきれいな花をつけておりました。ユウパリコザクラも数輪咲いていて満足の1日でした。

s120616ユウバリソウ1ユウパリゾウ

s120616ユウパリコザクラ2ユウパリコザクラ

s120616ナンブイヌナズナナンブイヌナズナ

s120616キバナシャクナゲキバナシャクナゲ

s120616ショウジョウバカマショウジョウバカマ

ss120616ミヤマダイコンソウミヤマダイコンソウ

s-120616アズマギク&クワガタ2アズマギク&クワガタ

s-120616シラネアオイ群落シラネアオイ群落

山開きの夕張岳

平成24年6月16日(土) 曇りのち晴れ 夕張岳(夕張岳ヒュッテ)

林道が開通する日に合わせて夕張岳に行ってきた。この時期の夕張岳は3回目、山登りを始めて4年目なので、ほぼ毎年訪れている計算だ。
札幌の自宅を5時に出発し、途中の林道に紛らわしい分岐もあったが幸い迷うこともなく7時に登山口に到着した。登山口にはクルマが10台ほど、余裕をもって駐車することができた。

シラネアオイ群生
(シラネアオイ群生地、きれいだ)

示し合わせた訳ではなかったが、登山口には別に計画していたOさん、M上さん、M村、M松さんらが出発しようとしていた。準備の時間ちょっと待っていただいて一緒にスタート。登りは冷水コース、それほどでもない傾斜の林の中を、お花博士のOさんの解説を聞きながらゆったりペースで登る。薄曇りのお天気のおかげで暑くもなく気持ちのよい日となった。望岳台の手前のシラネアオイ群生地でみんな一緒に記念撮影した。

ところどこに残る雪渓
(雪の上を歩くのは気持ちがよい)

ゆったりペースなので何人もの登山者が我々を追い抜いていく。それでも例年よりも登山者は少ないような気がする。前岳を回り込んでいく途中4ヶ所ほどの雪渓をこえていく。

ユウバリソウ
(ユウバリソウがたくさん咲いていた)

前岳を回り込むと夕張岳の山頂を見ながら平坦な湿地帯を歩く。この辺りからお花の種類も増えてくる。砂レキ帯の吹き通しには多くのユウバリソウが咲いていた。ここでしばらくお花観賞したあと最後の斜面を登る。山頂からは、夕張岳や大雪方面の山並み、遠くに雲から飛び出した羊蹄山も見ることができ、食事を取りながらのんびりと山座同定を楽しんだ。

山頂で記念撮影
(山頂で記念撮影、薄曇りであるが見晴らしは悪くない)

もうひとつの代表的なお花ユウパリコザクラを探しながら下山した。木道から離れたところにそれっぽい花を見つけたが、果たしてそうであったか。帰りは傾斜のきつい馬の背コースを下山し夕張岳ヒュッテに降りた。ヒュッテに着くとユウパリコザクラの会の方々が出迎えてくれて、ヒュッテの建て替えのことなど、いろんな話をお聞きした。北海道の山は、このようなボランティアの方々によって維持されているところが多い、心から感謝である。来年には新しいヒュッテを見ることができるかもしれない。

周辺の山並み
(写真の右隅の祠のところで多くの登山者が休憩している)

M村さんが夕張岳で見つけた花の名前を記録してくれた。振り返りのつもりで、リンクを張ってみました。
イワイチョウイワウメウコンウツギエゾイチゲエゾミヤマクワガタオオバキスミレキバナノコマノツメクロバナハンショウヅルコミヤカタバミコヨウラクツツジシナノキンバイショウジョウバカマシロウマアサツキズダヤクシュタカネグンバイツマトリソウナンブイヌイズナノウゴウイチゴハクサンチドリヒメイチゲヒメゴヨウイチゴヒメナツトウダイマルバヤナギミツバオウレンミネザクラミヤマオグルマミヤマキンポウゲタチツボスミレミヤマダイコンソウミヤマアズマギクユウバリソウ、ユウバリタンポポ、ユウパリコザクラナンブイヌナズナシラネアオイキバナシャクナゲミヤマオダマキリュキンカタカネグンバイゴゼンタチバナミヤマナナカマドエゾエンゴサクチシマヒョウタンボクムシトリスミレイワベンケイハクサンイチゲノビネチドリオオバミゾホウズキエゾヒメクワガタチングルマ
(たかたか 記)

万計山荘山開き(空沼岳)

平成24年6月9日(土) 曇り 万計山荘山開き前夜祭(空沼岳)

万計山荘山開きにK川さん、H生さんと私の3人で参加してきた。重鎮メンバの多くはいろいろな資材を積んでクルマ移動だが、我々末席会員は登山道を出発。登山口にかけられた丸太の橋を渡る。

薄曇りで少しひんやりした気温のなか、雑談を交わしながら順調に万計山荘に到着、山荘手前の沢では関係者の方々が崩れた登山道の補修をしていた。ご苦労さんと声をかけると、そこにスコップを持ったN沢さんがいた。また、山荘ではK沢さん、Tさん、M松さんらが仕事をしていた。

霧に包まれた万計沼
(土木工事の脇を通り抜け、万計沼到着)

不要な荷物を置きつつ今晩の寝場所を確保し、山荘で少し一服してから空沼岳山頂に向かった。早朝から出発した何人もの登山者と挨拶を交わしながら到着した山頂は、ガスに覆われ視界ゼロ、風もあったので早々に退散した。帰りは山菜に目を向けながら下山、わずかであったがウドを収穫することができた。

空沼岳山頂
(何も見えない山頂、ウドを採って大喜びのHさん)

山荘に戻ると今夜の前夜祭の準備が始まっていた。都合により日帰りすることとなったH生さんは、途中まで見送るというM松さんと一緒に4時過ぎに下山していった。その入れ替わりに会友のK下さんが旭川の山仲間3人と一緒に山荘に到着した。

前夜祭の開始までの時間が待ち切れず、2階でプレ宴会を始めていると演奏者の方々が到着し、6時から60人ぐらいの人数で前夜祭が始まった。司会はいつもの樋口さん、恒例?の自己紹介コーナーでは我々山びこが1番手に指名される。ワイワイガヤガヤと宴会は進み、いよいよ前夜祭のハイライト、フォルクローレ演奏、今回は加えて馬頭琴の演奏もあって、さらに盛り上がりがヒートアップ。演奏が終わったのが10時、そこでやっとお待ちくたびれの手打ちそばが振舞われた。自分はお酒に酔って11時頃に就寝、K川さんを含む宴会は朝まで続いていたようだ。


平成24年6月10日(日) 曇りのち晴れ 万計山荘山開き・演奏会(空沼岳)

朝起きた、時刻は5時過ぎ、ぼーっとしながら1階に降りるとそこには放心したような表情のK川さんがいた。当日の市民登山教室参加のためM松さんは5時過ぎに下山した。日本山岳会のK藤と面白山行企画の話をしながら豚汁を食べているうちに元気が回復してきたので、10時からの演奏会までの間、ひとっ走り空沼岳に登ってきた。だが、当日も山頂からは何も見ることができなかった。

万計沼の前で演奏会
(まん中の帽子の人がN沢さん、左端にK川さん)


馬頭琴奏者 蘇蛾治彦さん
(馬頭琴奏者、嵯峨治彦氏 どこから出ている音なのか不思議な喉歌)

山荘に戻ると、演奏会の開始を待つH場さん、Y下さんがいた。一緒に空沼岳に登ろうというお誘いを丁寧に断った。
演奏が始まるころには青空が広がり、森と湖と青空と白い雲を背景としたライブ演奏に引き込まれ、1時間半はあっという間に過ぎた。途中、何も知らずに山荘に到着した登山者はみな一様にびっくりした表情をしていた。

ちょうど1年前には考えられなかったこのような機会に参加できた巡り合わせに感謝。(たかたか)
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