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三等三角点の美笛に行ってきた

平成29年10月1日(日) 三等三角点 美笛(880m)

秋の装いが深まりつつあるこの時期は、沢山行もそろそろ終わりに近づいている。
そして今回、S水さんをリーダーとするM子さんご一行、総勢6名で三等三角点美笛を目指して再び豊平川本流に行ってきた。


(ダム滝、前回よりも水量が多かった)

ダム風の滝を過ぎて右岸2つ目の支流の先に三角点美笛がある。豊平川の最上流にあり簡単に近づくことができないこと、ピークに特徴があるわけでもないこと、標高が1000mに満たないこと等からここを目指そうとする人は少ない。


(入渓して2つ目の支流を進む、ここもナメの連続)

この付近の豊平川本流はナメが延々と続き、それを見るだけでも価値がある。分岐する沢を地形図を片手に読図をしながら遡行し、水量が減ってきた辺り(Co830)で三角点に向けて尾根に取り付いた。最初こそ笹の薄い沢形を行くが、尾根に近づくにつれて笹は高密度になってくる。藪漕ぎ開始から約1時間弱、GPSを頼りに三角点付近に近づくが、残念ながら石標を見つけることはできなかった。木によじ登り、かろうじて小漁山を確認することができた。


(藪に覆われて何も見えない美笛ピーク、その先にメンバがいるはずだが見えない)

下山は登ってきたルートと反対側の西斜面を下った。こちらも高密度な根曲り竹をかき分け、踏みつけしながら辛抱強く進むとやがて沢形に出てホッとする。狭い枝沢から広々とした支流沢に合流すると、ゴールはもうすぐである。


(下りの涸れ枝沢)

ダム滝を過ぎると、渓流釣りをしている若い3名の男女と出会った。釣果は芳しくないとのことだった。そして帰りの林道では車2台、バイク1台と行き違った。この林道もずいぶんと利用させてもらったが、今年はもう来ることはないだろう。


(反時計回りに周回)

車止め9:00出発、11:30三角点到着、12:00下山開始 14:00下山完了

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札幌市民の水がめ 豊平川の源流を求めて

平成29年9月16日(土) 豊平川本流

先々週の北漁山でこの付近の林道が整備されていることが分かり、それならばということで豊平川林道の奥まで車で入り、豊平川本流に行ってきた。札幌近郊の林道ゲートには通常鍵が掛けられているが、ここはなぜか鍵が開放されていることが多い。戻れなくなるかもしれないというリスクを覚悟してゲートを通過する。

入渓地点となる橋までの約20キロ強を車で走る。通常では考えられない駅逓の沢方面への道迷いもあったが、林道は案外と整備されていて草が被っているところもなく、車の通行にはほとんど支障はないが、転がっている石を避けながらの通過となるためスピードは出せず、約20キロに1時間以上かかった。


(準備する同行のHさん、N野さん、J西さん)

豊平川を渡る橋のたもとに駐車し、左側に並行している作業道を進んだ先の枝沢から入渓となったが、橋から300m付近から右側につながっている踏み跡をたどった方が楽である。


(ここのトレードマークというべき、ダムのような滝)

入渓してちょっと進むとダムのような滝が現れる。水が切れている個所を選んで上がると沢の様相は一変し広々としたナメが現れ、それが延々と約2キロほど続く。クワンナイのようだと皆は言うが、残念ながら自分はまだクワンナイに行ったことがないので、較べることはできないが、他と比べる必要のないすばらしいさ景観である。しかし、傾斜がほとんどないためいくら歩いても標高をまったく稼ぐことができないのが玉に瑕である。

ずっとつづくナメ
(ナメがずっとつづく)

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(Co860二股、ここまで2時間)

そして約2時間をかけてやっと標高860の二股に到着、ここから左股を進んでいくと本日唯一の10m弱の滝が現れる。直登できそうではあったが、安全のためすぐ左側の笹薮から高巻いた。そして高度を稼いでいくとやがて水が枯れてくる。


(豊平川の源流、最初の1滴)

沢形はまだ続いていたが1060付近に藪に入っていく踏み跡があったため、我々もそれに倣って藪に突入、約25分の藪漕ぎで1128のピークに到着した。ピークはかなりの細尾根となっていて、周囲は笹薮ではあるものの、うっかりと足を滑らせるとかなり下まで滑落しそうで、神経を遣いながら10分ほどの休憩をとった。ここから見えるオコタンペ湖のエメラルドグリーンと手前の沼の色が対照的だった。


(オコタンペ・グリーン)

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(ピークで記念撮影)

下山は、一本西側の沢を目指して下降、最初のところはかなりの傾斜であったが笹につかまりながら恐る恐る下る。途中からは笹が足に絡まりそれを外しながら約100mほどを20分かけて沢形まで下降し人心地つく。そして、そこから20分ほどで860の二股に到着した。

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(755の枝沢の様子を探検)

ここからの下りが長い長い。いくら歩いても景色が変わらず、ダラダラ歩きの末やっとナメ地帯が現れ少し元気も回復してくる。途中の755二股の左股の沢が面白い景観だったので、ちょっと様子を見てきた。その先には美笛という名前の三角点がある。

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(まだ、はしゃぐ余裕あり)


(GPSログ 登り4時間、下り3時間)


(J西さん撮影の動画に自分で演奏した音を重ねてみました)

沢より夏道が核心?千走川本流

新人さんに楽しめる沢で行ったことのないところ・・・で、千走川本流。

今回前泊は島牧道の駅、全員ソロテントにしてみたら~~快適!!
なんだかんだとプライバシー重視の世の中になってきたということでしょうかね。

翌日、快晴の予感。
入渓するころにはすでに太陽が熱い・・・・

入渓から釜持ちの美渓
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その上も釜、この沢は釜が多い。
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次も釜、ここは入らないと近づけない。
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釜の上の滝は上がちょっと細かい。
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小さな釜はへつって、笹もって~~
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この後たぶんこの沢の核心のゴルジュが出てくるのですが~~誰~も写真を撮っていない!!
ブ~子増屋
「さっ、行ったんさい」
ブ~子J子
「う~ん、どうしよう・・・上がれるかなぁあの滝・・・」
ブ~子増屋
「あら!!いつになく弱気の発言、行かないと後悔するよきっと、行ったんさい!!」
ブ~子J子
「上がれるかなぁ・・・上がれないような気が・・・ぶつぶつ・・・」
途中から泳いで滝落ち口へ、上がれるような気がしてきた??
なるべく水に打たれないようにっと、よっこらへっこらやれやれで上がりました。
後続はロープで、女性には落ちる水をはねのけてとういか、かわして上がるのは後続でも結構大変。

この後すぐにチョックストーンが・・・
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これはブ~子増屋が得意分野。でも足がちっちゃくておまけに滑る。
必殺足押さえ作戦でクリアーし、後続はお助けスリングでGO
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このあと一気に沢は穏やかで何もないきれいな沢へ
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階段状の岩盤が出てくること数カ所、綺麗。
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笹が薄くかぶった沢型を詰めて、最後少し笹を漕ぐとお花畑の草原へ。
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すぐ上の登山道にあがり
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約40分弱で新道登山道と合流する、この段階でもう既にかなり暑い!!
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Pへ行きたいというOちゃんの希望でPを目指す。ピーカンすぎる天気の中、ただただアッチイ・・・ぜいぜい
メットだからお日様の顔面攻撃がぁぁ~~強烈すぎる!!
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約1時間もかかってようやくP
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なんせ日差しがきつすぎる。長い登山道を見て、こんな中、夏道歩くなんて・・・拷問だ・・・悪夢だ
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夏道なんてすぐさ、っと思っていたのはなんと甘かったことか・・・
途中出てくる合目にも、「これってちょっとおかしいんじゃない!!」とほとんど八つ当たりの突っ込み。
そのうちブーブー言う気力も体力もなくなり・・・ひたすら無口なぶー子達

いや、登山口に到着したらほんとにほっとしました。
ぶ~子の干物ができるかと思った。

沢は前半3分の1がおもしろく、後はただただ歩くだけ・・・
Oちゃんが綺麗で楽しかったって言ってくれたことだけが救いでしょうか。

沢より登山道歩きが核心の、沢なんだか夏道登山なんだかよくわからなかった千走川本流でした。

あちかった!!  ぶ~3号 J子
  

癒しの奥白川と鍛錬のV字谷!!

仲間のリハを兼ねて癒しの白老水系へ行ってきた。駐車上は何処も混雑、最近の白老水系の人気は相変わらずだ。
今回は知り合いのブログからチョイスして、新人向きの癒しの初沢、奥白川へ。

のっけから白老の美渓ぶり爆発。
神さんへ美滝

神さんへグリーンホール

なめなめ~の足に優しいまことに良い沢です。
神さんへなめ滝J・M


でもところどころ中を行こうとすると、新人さんには良い訓練になりそう。
滝も出てきて、最後の滝はちょっと微妙な登りが必要でおもしろい

あっという間の約2時間。
車道へあがって、さてっと大星本流のV字谷F1~F3見学でもいこうかね?
行こう!!行こう!!ってなのりで、V字谷へ。

こちらの沢は白老水系とは思えない、石ごろごろのいわゆる普通の沢。
それをテコテコ30分ほど遡行して切り立った崖を回り込むと~

出てきたF2とF3!!ほぎゃあぁ~、相変わらずなんとなんと大きい滝じゃ!!
神さんへV字谷
実は以前に一度スペシャリストの知り合いと遡行しているのだが、まあやっぱりすごいですね~40か50はあるでしょうか、これは登れません。

近づいていくとその前にこれは登らなくてはならないF1が出てきます。
今日はこれで遊びます。
以前と同じ左から~~水流をまたいで・・・???次の足見えないどこどこ???
神さんへj子左から4

で、ドッボーン
神さんへjドボン

じゃあ、1号増屋ちゃんがいうとおり、右から~~いやあマッチのいい手があるんだけれどね、足も右はあるんだけれど、次はどこか?ひょえ~~あと少しと思うと水が私をたたく~~で、とぼん。
神さんへj子2

最後二トライ目でM屋ちゃん見事に水からあがることに成功!!あっぱれあなたはやっぱり強い。ヒューヒュー
神さんへm4

この後もさんざん水に浸かってトライするも、成功ならず・・ムムム
でも、沢はこれが楽しい!!単なる馬鹿だと言われても~~やめられません。

気温が高く、こういうお遊びをするには良き日でありました。
レッツ、トライ、アゲイン、ツギャザ~そこの若人よ~~

    3   J子   (写真は2号から拝借しました)

沢始めに美しい三重の沢

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今年初の沢だから、足慣らしにほんのちょっとでいいわ~~、って総勢5名で三重の沢行って来ました。
白老水系の沢はどこも水がとっても綺麗。
しかも、1枚岩の岩盤系の流れが多くて足に優しい。

駐車場に車を置いて、沢の横から立派な踏み後を下っていって、
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沢にぶつかったらそこからちょっとだけ降りると
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白老川本流に出合う。
白老川本流はいつ見ても本当に美しい沢。水が透き通っていてブルーで周りの岩は立っていて・・
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ここから三重の沢に向かって下っていく。
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三重の沢の入り口にはピンクテープが下がっていて、ここ2、3年の人気ぶりがよくわかる。
少し登っていくと、ほどなくF1。
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横に広がる滝で結構水量があるように見えるけれど、右から登れる。
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程なくF2、この滝が一番細かい
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陸橋のを下をやり過ごして更に上流へと登り出てくるF3、これが三重の沢の名前の由来なんだろうか?3段の美しいナメ滝
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連続して出てくるF4、左から
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そしてF5、
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その上に滝といえるかどうか微妙だけれど、これまた美しいナメ、思わず歓声があがりますです。
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最後に2段になっているF6を登ると、
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程なく土管が出てきて
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林道にあがります。
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林道をてくてく20分ほど歩いて再度下降のための沢に降ります。
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これも途中からナメの連続となり、
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結構急なところもありますが、フリクションの効きはばっちりで、美しく楽しい
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最後は陸橋の下を横から登ると車にびったんこ到着。

立派な滝が結構出てきますが、初心者でもフリーで抜けられとっても楽しい。
しかも、沢は美しくて、総時間3時間とお手軽。
まあ、沢はじめとしてはこんなところで・・・よろしいかと。

そうそう、若干1名、今度は浸かり系のがっつりした沢に行こう!!って言ってましたわ・・・ねぇ~~
どこ?行こうかしらん?

       BY J子






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